2009年02月05日

どうでもいい音楽講座1

狩野英孝、、、すごかったなぁ。
どうも、CPです。

今日から「どうでもいい音楽講座」が始まります。
僕は音楽を作ったり演奏してるわけですが
その他の録音技術や音響のメカニズムにも興味があります。
44.1[kHz]がどうたらこうたら、どうやって音に奥行きを出してるのか?とか。

そういうことに興味を持ち出すと今まで気にしてなかった日常生活の
音が気になってきます。

その気になったことをここで書いていこうと思います。
「どうでもいい」と題してるので暇な時間に読んでもらえるとベターです。

しかしこれを読んだ後、どうでもよくなくなるかもしれません、、、
それはアナタ次第、、、


というわけで第1回は『区内放送』について。

僕が今住んでる地域は結構大きいので頻繁に区内放送があります。
実はその度にイライラしています。
何故かというとその放送担当の若い男性のベシャリが遅い!!
ていうかねちっこい!ネチネチしている上にイントネーションも変。

「区民のぉ、、、、、皆さん、、、、、本日ぅ、、、、、」
語と語のあいだが約2秒。区切りも細かい。

最初は「お年よりも多いからゆっくり丁寧に話してるんだろうな。」
くらいに思ってました。
だけどこれを朝っぱらから結構な音量で聞かされるともどかしくなります。
いくらオジーオバーでも聞き取れるだろ、と。

しかし昨日その謎が解けました。
家に帰るとウチの嫁さんが
「そういえば今日別の人がしゃべってたよ。しかも程よいスピードで。」
「おぉ、そうなんだ。じゃあさぞかし聞き取りやすかったでしょ?」
「それがさ、放送の声って響くさ?山びこみたいに。だからワンワンしてなに言ってるかわからんかった。」

ここがポイントです。

そうです。
音というのは「反響」するのです。色んな建物に当たってカラオケのエコー状態になります。
アパートの1Fが駐車場とか予想以上に響きます。会話が丸聞こえなくらい。
そんな入り組んだ場所にでかい音を出すと響き→響き→響き→と連なってぶつかって
わけわからんくなって「どうも、すいませんっした!!(怒)」となります。

そうなんです。担当の男性(推定23歳・几帳面)はそれを知っていてわざとゆっくり話していたのです。
「区民の区民の区皆民のさん、皆さん、本皆日さん」となるのを避けるため
「区民の区民の、、、皆さん皆さん、、、」
という風に。

素晴らしい。もうネチっこいしゃべりが許せます。

このエコー(やまびこ)は音楽用語では「ディレイ」とか「リバーブ」と言います。
「ディレイ」と「リバーブ」は響きという点では一緒なんですが仕組みが違います。
僕も詳しくは理解できてません。苦笑
ディレイはLUNASEAのSUGIZOが多用します。わかりやすいのが「IN SILENCE」とか。w
この効果で浮遊感や奥行きを曲に与えるわけです。

しかもこの男性、どれくらいの音量で話せばいいかも熟知している模様。

マイクというのは「感度」というのがあって反応が良いマイクだと大きな声で話すと
バリバリバリッ!と歪んでしまいます。
わかりやすい例だと選挙カーですね。
一生懸命デカイ声で「税金のムダ使いを!改善します!」なんて言ってますが
バリバリ歪んじゃって何言ってるのか全然わかりません。
僕の持論ですが選挙に勝ちたいならマイクとスピーカーにお金をかけろ!です。
素晴らしいこと言ってても聞き取れなかったらおしまいですからね。

そう、この男性はそこにも気づいててほどよい声量で放送しているのです。
だから聞き取りやすいわけですね。ブラボー☆

公民館が近いので今度見に行ってみようかな。笑



というわけで以上『区民放送』でした。


次回はこの流れで『サイケデリック区民放送』について語ろうと思います。



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この記事へのコメント
素晴らしい!!!!!!
Posted by mynks at 2009年02月06日 02:06
ありがとう!!!
Posted by CP at 2009年02月12日 14:38
 
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